2018.10.15/院長BLOG
病気のお話2
今回は猫ちゃんの”子宮蓄膿症”のお話です🎃🐱
発見・治療が遅れてしまうと亡くなってしまうこともある怖い病気です😰😰😰
猫ちゃんは数日前から寝ている事が多いという事で連れてこられました。🏥🚗
よくお話を聞くと2カ月位前から水をよく飲み、数日前からお尻の辺りが濡れているとの事でした。嘔吐は一度だけで食欲はあるようです。この症状を聞くと獣医師は必ずカルテを見直します。『避妊していないな。子宮蓄膿症かもしれないな❓🤔』と頭の片隅に置きながら鑑別診断を進めます。血液検査やレントゲン検査で異常は認められません。エコーで子宮を細かく確認すると、、、右の子宮に2mm左の子宮に6mm程の液体貯留が確認できました😨
他に何も異常がない事から子宮蓄膿症と診断し、治療の第一選択は”外科的に卵巣子宮を摘出すること”なので、すぐに手術をすることになりました。実際に摘出した子宮は拡張していて、中には膿が貯まっていました😨💦
手術後、猫ちゃんは無事元気になりました😀🎉
子宮蓄膿症には開放型と閉鎖型があり、この子の場合は開放型で膿が絶えず体外に出ていたため重症化しなかったと考えられます。
またこの病気は猫さんよりもワンちゃんで多い病気なのでワンちゃんを飼われている方で上記の症状が認められた場合はすぐにお近くの動物病院へ連れて行ってあげて下さい🏥🐶
もちろん、繁殖などの目的がなければ若いうちに避妊手術をしておく事をおすすめします😄🎶